アライグマの駆除を自分でする方法!バルサンなどの忌避剤の使い方や注意点を解説!

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アライグマの駆除を自分でする方法!

夜間の天井裏のドタバタ音や、強烈な獣の悪臭に悩まされていませんか?

アライグマは、家屋の損害拡大だけでなく、アライグマ回虫症などの深刻な病原体の危険を伴うため、そのまま放置するのは危険です!

でも、

  • 勝手にアライグマを駆除して法律に触れないか心配
  • アライグマの駆除を自分でする方法を知りたい!

そんな心配や疑問を抱えてしまうと、夜も眠れなくなってしまいますよね。

結論から言うと、

アライグマの駆除を自分で合法的にできる方法は、①追い出しと、②進入路の封鎖です。

なぜなら、アライグマは、法律により捕獲・殺傷、生きたまま移動や放すことが禁止されているからです。

そこでこの記事では、アライグマ駆除を自分でする方法をご紹介します。

バルサンを使った具体的な追い出し方法や進入路のふさぎ方など、徹底解説いたします。

現在、アライグマの被害に悩んでいる方はもちろん、アライグマの被害を予防する方法についても紹介していますので、気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

「ご自身で追い出すのが面倒だと感じる人」「今すぐ駆除したい人」は、「専門の業者による駆除」を強くおすすめします。


目次

アライグマの駆除を自分でする方法①:バルサンを使った追い出し方法

アライグマの駆除を自分でやる方法として、忌避剤のバルサンを使って追い出す方法をご紹介します。

バルサンなどの忌避剤は煙や強いニオイを嫌がる習性を利用することで、居心地の悪い環境をつくり、自然と離れていくよう誘導する仕組みです。

アライグマは煙が充満すると居心地が悪くなるため、巣として使っていた屋根裏から出ていくケースが多く見られます。

ただ、バルサン自体は害獣駆除を目的とした製品ではないため、追い出し効果は「補助的」であることを理解しておく必要があります。

一度逃げても再び戻ることがあるので、次の手順に沿って取り組んでください。

バルサンによるアライグマの押し出し手順
  1. アライグマの子どもがいるか確認する
  2. 進入路を確認して設置場所を決める
  3. 電子機器や火災報知器などの保護
  4. バルサンをたく
  5. 使用後の換気を徹底

① アライグマの子どもがいるか確認する

屋根裏でアライグマの子供の鳴き声(キューキュー音)がしたらバルサン使用は中止してください。

親がパニックを起こし、被害の拡大や人への攻撃リスクがあるためです。

アライグマの子供の存在が疑われる場合は、必ず行政または専門業者に相談してください。

② 進入路を確認して設置場所を決める

アライグマを逃がすための「出口」を一つだけ確保し、他は仮封鎖します。

アライグマが屋根裏から逃げ出すように、出口から離れた場所にバルサンを設置するのが効果的です。

③ 電子機器や火災報知器などの保護

バルサンをたくと、火災報知器が誤作動を起こしたり、電子機器に影響を及ぼしたりします。

バルサンの説明書きをよく読んで、影響の可能性があるものにカバーをしましょう。

④ バルサンをたく

アライグマがいる時間帯を狙ってバルサンをたきましょう。

なぜなら、バルサンは煙を充満させて、アライグマに「ここは危険な場所だ」と認識させることで、追い出し効果を発揮するからです。

アライグマが活動する夜間を狙ってバルサンをたくと効果的ですよ。

⑤ 使用後の換気を徹底

バルサンをたいてから2~3時間経ったら、追い出し終了です。

煙を吸い込まないようにして屋根裏の点検口や窓を開け放ち、換気を十分に行いましょう。


アライグマの駆除を自分でする方法②:アライグマの追い出し後の対策

バルサンをたいてアライグマを追い出したら、終わりではありません。

再びアライグマが来ないようにするため、次の作業が必要です。

アライグマの追い出し後の作業手順
  1. 進入路をふさぐ
  2. 巣の掃除・消毒

① 侵入経路をふさぐ

バルサンによる追い出し成功を確認したら、すぐに全ての侵入経路を封鎖することが最重要です。

アライグマには強い帰巣本能があって必ず戻ろうとします。

アライグマの力では開けられないよう、残しておいた出口を含め、隙間を頑丈な金網や金属板で徹底的にふさいでください。

この迅速かつ完璧な封鎖こそが、再侵入を防ぎ、自分で駆除を成功させる最終的な決め手となります。

② 巣の掃除・消毒

アライグマがいなくなった後、残された巣やフンは病原菌や寄生虫(アライグマ回虫など)の温床であり、非常に危険です。

作業前には必ずマスクと手袋を着用し、フンや汚染された断熱材をすべて撤去しましょう。

その後、残った場所に市販の次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒剤を散布し、徹底的に消毒することで、衛生的な被害を断ち切ります。

アライグマを寄せ付けない簡単な2つの対策

アライグマを駆除して進入路をふさいだら一安心です。

でも、再びアライグマの被害にあわないためには、日ごろからアライグマを寄せ付けない対策が必要です。

ここでは、誰でも簡単にできてアライグマが寄ってこない対策を2つご紹介します。

① こまめな清掃とゴミ管理の徹底

アライグマは食べ物のニオイに敏感で、わずかな臭いでも寄ってくる習性があります。

キッチンやベランダのゴミを放置しないことはもちろん、油汚れや生ゴミの残り香もできるだけ消しておくことが大切です。

フタ付きのゴミ箱を使用したり、ゴミ出し日以外は屋内に保管したりするだけでも対策になります。

定期的に清掃を行うことで、アライグマが住みつく理由そのものを減らすことにつながります。

② 庭やベランダの環境を整える

庭に放置された果実やペットフードは、アライグマにとって格好の餌場になります。

植木鉢の隙間や物置の周辺など、身を隠せる場所が多いほど住みつかれやすくなるため整理整頓が重要です。

ベランダの荷物を減らすだけでも、アライグマが近づきにくい環境をつくれます。

明るい照明を設置するなど、生活環境を少し変えるだけで侵入リスクを減らすことが可能です。

アライグマ駆除を自分でする前に知っておくべき4つの注意点

アライグマは見た目がかわいらしくても、追い詰められると非常に攻撃的になります。

驚かせたり急に近づいたりすると噛みつかれることもあります。

特に屋根裏など暗い場所ではアライグマが警戒心を強めやすいため、あわてずに慎重に行動する必要があります。

ここでは、アライグマ駆除を自分でする前に知っておきべき4つの注意点をご紹介します。

① アライグマが攻撃的になることを理解してむやみに近づかないこと

アライグマは縄張り意識が強く、自分の身に危険を感じた瞬間に素早く攻撃へ転じる習性があります。

体格も力も強いため、素手で近づくと大けがをする可能性があります。

たとえ弱っているように見えても不用意に手を伸ばさず、まずは安全な距離を保つことが重要です。

自宅で見かけた場合は、刺激しないよう静かにその場を離れ、落ち着いて対策を検討してください。

② 病原菌や寄生虫のリスクがあることを前提に防護対策を行うこと

アライグマはさまざまな病原菌や寄生虫を運んでいる可能性があり、触れただけで感染リスクが生じる場合があります。

特に糞尿には危険性が高く、軽装で近づくと健康被害につながるおそれがあります。

作業を行う際は手袋やマスク、長袖などの防護対策を必ず整え、直接触れないよう細心の注意を払ってください。

衛生面を意識するだけで作業後の不安も軽減でき、安全に駆除を進められます。

③ 屋根裏などの狭い場所での作業は落下や怪我の危険を理解すること

屋根裏は足場が不安定で、断熱材や梁の位置によっては踏み抜き事故などの危険が潜んでいます。

暗く狭い空間でアライグマを相手にすると、驚いて転倒したり、バランスを崩したりする可能性が高くなります。

作業を行う場合は、明かりの確保やしっかりした靴の着用など、安全対策を整えることが欠かせません。

危険を少しでも感じたら無理をせず、屋外からできる対応に切り替えることをおすすめします。

④ 自治体のルールに従って正しい手順で駆除を進めること

アライグマは各自治体で駆除方法や申請のルールが定められており、自己判断で行うと違法になるケースがあります。

たとえば捕獲や処理には許可が必要で、知らずに罠を仕掛けるだけでも罰則の対象になりかねません。

まずは自治体のホームページや窓口で、必要な手続きや注意点を確認し、正しい流れで駆除を進めることが重要です。

ルールを守ることでトラブルを防ぎ、安心して対策を進められます。

アライグマの駆除を自分でする方法のまとめ

アライグマの駆除を自分で行う方法について解説しました。

アライグマは法律によって捕獲や殺傷、移動行為が禁止されているため、アライグマの駆除を自分でできる方法は、①アライグマの追い出し、②進入路の封鎖の2つです。

今回、アライグマの追い出し方法として、忌避剤のバルサンを使った方法をご紹介しましたが、使用後の封鎖や環境整備を忘れずに行うことが重要です。

進入路をふさいだ後もアライグマが寄り付かない環境整備を心がけることが、アライグマ被害の再発防止にとても重要です。

それでもアライグマが再発したときや、大掛かりな被害や危険を感じたときは、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。


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